1月末、沖縄は桜が見頃に

 2,015年1月24日から2泊3日JTB「旅物語」『杜の賑わい沖縄と三大桜』に参加し、天気に恵まれ沖縄の海や桜を楽しんできました。
 (て)は何回も行ったことがあるのに(た)は沖縄に行ったことがない。昨年、(て)が同窓会で沖縄に行ったことがきっかけになり、夫婦で行きたいなと思ったとき、たまたま割安かなと思えるツアーがありました。1月24日と25日に開催されるJTB主催の『杜の賑わい沖縄』というイベントに参加する期日限定のツアーでした。旅行代金は1人49,800円。

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1月24日(土)

 伊丹空港15:00発のJAL2087便、那覇空港17時15分着。飛行機はボーイング7777-300、500人もの客席がある巨大機。JAL国内線の主力機なのですが、満員の乗客で狭っ苦しい感じ、おまけに天候のせいでガタガタとよく揺れ、あまり快適とはいえない空の旅でした。
 JTBの現地添乗員に出迎えられ、バスで宿泊ホテル「ホテルリゾネックス那覇」へ。初日は移動のみで観光はなし。
 ホテルは2,014年オープンというので期待していたのですがダメでした。那覇市の街中にあり、ホテル内外の騒音がうるさかった。食事は朝晩ともにバイキング形式、翌日の「ホテルリゾネックス名護」も同じメニューで、4回も同じメニュウのバイキングとなると腹立たしい。それに満員の宿泊客で大混雑。今回のホテルは今までに経験したホテル・旅館の中で最悪レベル。ただ2泊目の「ホテルリゾネックス名護」の方はリゾートホテルの趣があり、部屋はゆったりしていて、海辺にあり景色はよかった。

 沖縄はコンクリートの家が多く木造瓦屋根はみあたらない。初めての(た)には違和感のある市街地の風景でした。台風被害を避けるため米軍基地内住宅がコンクリート造りがほとんどで島内の民家もそれを真似たとガイドさんが説明していました。

沖縄っぽい屋根瓦の家が少しだけ。これも壁はコンクリートかな?
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1月24日(土)
 沖縄観光については旅行ウェブマガジン 「たびらい沖縄」が利用しやすい。以下の観光地についての説明は「たびらい沖縄」からのコピペです。

 ホテル8:45出発で首里城公園へ。
 9:15 ~ 10:45 首里城公園の散策

  首里城は沖縄県内で最大の木造建築物で、那覇市首里の見晴らしのいい高台にある。中国と日本の建築様式のなかから、沖縄の風土に合ったものをミックスした独自の琉球建築だ。正確な創建年代は分かっていないが、発掘調査などの結果、13世紀末から14世紀には存在したと考えられている。
 度重なる災害や戦火で改築・再建を繰り返しており、第二次世界大戦の沖縄戦では辺り一面が焼け野原となった。平成4年(1992)に県民の悲願がかなって首里城が復元された後、平成12年(2000)12月には「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録され、沖縄を代表する人気観光スポットのひとつになっている。

ガジュマル
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クワズイモDSCF9656

イソヒヨドリ 
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 沖縄には町じゅう、一家に1つがい?と思うくらいイソヒヨドリがいます。 ※沖縄や奄美大島など離島ではスズメよりも数が多く、そこらじゅうにイソヒヨドリがいます。木の実や作物などを食べないことや、♂のきれいな青いルックスも手伝って、住民に愛されていることが多いようです。離島以外でも海岸や港では普通に見られます。

11:00 ~ 14:15 宜野湾市にあるコンベンションセンターで開催中のJTB主催のイベント『杜の賑わい沖縄』を楽しむ。
 『杜の賑わい沖縄』は沖縄の伝統文化の保護育成や若者達の創作芸能への芸術支援や地域活性化事業としてのイベントを目指し、31年間連続開催されている。
 約1時間半、休憩無しで琉球舞踏、創作芸能、創作舞踏、沖縄民謡、沖縄わらべ唄など18のプログラムが演じられる。どれもまごころのこもった熱演で素晴らしく楽しいショウでした。

16:00 ~ 18:00 沖縄美ら海水族館
  自然豊かな沖縄本島北部の本部(もとぶ)半島にある沖縄美ら海水族館。エメラルドグリーンの海に面した広大な海洋博公園のなかにあり、年間の来館者数が200万人を超す日本一人気のある水族館だ。
 「沖縄の海との出会い」をテーマにした館内は、3階が入り口で1階が出口になっている。これは、浅瀬のイノー(礁池)からサンゴ礁の海、黒潮の海を経て深海へと、沖縄の海の神秘にふれる旅を体感できるように設計されているのだ。ハイライトの「黒潮の海」の大水槽だけでなく、いつ訪れても新しい出会いと発見があり、海洋博公園内のそのほかの施設も含めて1日では物足りないほどの見どころにあふれている。

ジンベエザメ
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サメではありますが、穏やかなジンベエザメの食事の時間は、「黒潮の海」水槽のハイライト! 時間は15時と17時。食事の時間が近づくと、ほかの生き物たちもそわそわし始め、回遊魚たちが勢いよく泳ぐ様子が見られます。飼育員が水槽の上から、オキアミやサクラエビなどのエサを投げるのに合わせて、体を縦にしてものすごい勢いで海水とエサを吸い込む食事風景は迫力満点!

18:30 宿に入りました。
 
1泊目と同系列のホテルでしたが、海岸のリゾートホテルで部屋は広く、ベランダからの眺めは絶景。

 

1月26日(月)
 沖縄の夜明けは遅い。7時でもまだ暗かった。
 朝食は7時から、混むだろうと10分前についたがすでに大方満杯。いくら部屋が広々としていて気分が良くても、食事がゆったり出来ないようなホテルはダメですね。
 雨が心配でしたが、何とか持ちそう。最高気温は24℃になるとか、暑い沖縄です。
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 今日の観光の主テーマは桜。沖縄の桜はソメイヨシノとは違い「カンヒザクラ(寒緋桜)」という品種。誰もがイメージするような淡い白色でわーっと花が咲くのではなく、濃いピンクのつり鐘状の花がかわいらしく下向きに咲く。

8:15 ~  9:20 名護城
10:40  ~ 11:40 八重岳
12:40 ~ 13:40 今帰仁城跡

 名護のカンヒザクラはもともと自生していたものではなく、明治35年(1902)に県立農学校が名護に建設されたことから、この学校を通じて公共施設や民家へ苗木が配られ、普及していったからだと考えられている。名所となっている名護城(なんぐすく)は、大正の始めころに地元の青年団が50本あまりの桜を植えたのがはじまり。沖縄には本土のような“お花見”の習慣はなかったが、開花がちょうど旧正月のころだったことから、花器に桜を差してお祝いをする程度だったそうだ。やがて桜が名護城や、その周辺に増え、昭和30年(1955)頃に数百人の人々が名護城に御座を敷き、酒を酌み交わすようになったことから、昭和37年(1962)、第一回名護桜まつりが開催された。今では名護城公園、名護市と隣りの本部町にまたがる八重岳、今帰仁村(なきじんそん)にある今帰仁城跡は日本さくらの会による桜の名所100選にも選定されており、地元の人にも愛され、名護、やんばるの季節の風物詩のひとつとなっている。

名護城跡
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八重岳
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今帰仁城跡
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14:00 ~ 15:00 古宇利大橋から古宇利島
 今日の最後の観光地。古宇利大橋からの海の景色が本当にきれいなので、ここで泳いてみたいと思って夏に海水浴に来る人が多い。ちょうど橋のたもとが島のメインビーチの古宇利ビーチです。確かに夏場になると、橋を渡ったところにある触れ合い広場の広い駐車場は満車。小型車は「わ」ナンバーのレンタカーばかりでした(沖縄はレンタカーが多く「れ」ナンバーができたとガイドさんが説明していた)。食事をするところやパーラーもこのふれあい広場周辺に集まっている。
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18:20発のJAL2088便で伊丹空港へ
 
大阪は大雨で、飛行機は伊丹上空で着陸許可がでるまで旋回しながら待機。
 沖縄で晴天続きだったのが奇跡のような感じです。おかげで楽しい旅行になりました。

 奇跡(?)的に晴天に恵まれ万々歳の旅行だったのですが、いつもと違い不快感が残りました。JTBの添乗員が思いやりの感じられない人だったことです。足が少し不自由な高齢者が複数おられたのに、その人達への配慮が少し足りないなと思うことが何回かあり腹立たしかったのです。42人という集団をてきぱきと引率していくには全てを事務的に処理するしかないのでしょうか。
 帰った日、JTBから「旅物語プレミアム」の案内が送られてきました。旅物語の中でも少しだけ贅沢な旅行という意味で、その選択の条件が5つ挙げられていました。今回のはその条件全部に当てはまらない旅行でした。
 次回からは少なくとも、「郷土色あふれる食事」と「出発地からの添乗員同行」だけでも確かめようと思います。

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富士山の噴火はいつ?

 阪神淡路大震災から20年、新聞やテレビが特集を組み、いろいろな人生を報道した。高齢になって被災した人達の話は見聞きするのが辛かった。今、自分が被災したら、はたして立ち直ることが出来るだろうかと不安になる。次にくる大災害はなんだろうと考えてしまう。
 南海トラフ沿いの巨大地震、これに連動すると考えられている富士山噴火、などなど。 予知関連の国家予算が最も多くつぎ込まれ、観測網が最もよく整備されている東海地震でさえ、確率からは何時発生しても不思議ではないというだけで発生時期は特定できていない。気象庁のHPには「東海地震は、現在日本で唯一、直前予知の可能性がある地震と考えられていますただし、東海地震でも日時を特定した予知は不可能です)。」と書かれている。
 「南海トラフ沿いの巨大地震と富士山噴火」をブログに書き出したがうまくまとまらず二つに分けることにした。「南海トラフ沿いの巨大地震、いつ?」を1月21日に本ブログにUpした。

A. 昨年の12月にNewtonの別冊『富士山噴火と巨大カルデラ』がでた。Newtonらしく綺麗な写真や図が豊富でこれまでの知見が無難にまとめられている。
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 1707年の宝永大噴火以来300年間噴火していないし噴煙も出ていない。富士山の大噴火の前後には巨大地震が発生していて何らかの関係があるように思われる。東日本大地震のあと地震活動が活発化しているようにみえる。富士山がいつ噴火してもおかしくない時期になっているのではないかというのが一般的な考え方なのでしょう。
 Newtonには貞観大噴火と宝永大噴火の説明、火山灰を噴出する噴火と火砕流をだす噴火についてのそれぞれのシミュレーションが詳しく書かれている。しかし次の噴火の形態はどうなのかは分からない。そしてもちろん噴火時期の予知についても解説している。しかし歯切れは悪い。多分、予知は無理というのが結論だと思う。

B. 静岡大学防災総合センターの小山真人教授はHPに次のように書いている。
 では、富士山の噴火開始を事前に予知することは本当にできるでしょうか? 残念ながら、確かなことはわかりません。
 歴史時代にあった10回の噴火の中で、詳しい記録が残っているものは江戸時代に起きた宝永噴火だけです。宝永噴火には群発地震などの明確な前兆があったことが、複数の記録から確かめられます。このことから、宝永噴火のように地下での大規模なマグマの移動をともなう噴火であれば、噴火の前兆が観測できると考えられます。
 しかし、少量のマグマがこっそり上ってきた時には、噴火の前兆がまったく観測されない場合も考えられるので、油断は禁物です。
 一方で、富士山は、前兆が観測されたからといって必ず噴火するわけではないという、やっかいな面をもっています。先に述べたように、宝永噴火の約4年前に相模湾で起きた元禄関東地震の後にも、富士山の地下の浅い部分に上ってきたマグマが群発地震を起こしました。しかし、この時は幸いに噴火に至りませんでした。
 2000年3月に有珠山の噴火予知に成功した北海道大学の岡田弘教授(当時)は、「有珠山はウソをつかない山である」と言いました。これは、有珠山で群発地震が起きた時は、歴史上必ずと言ってよいほど噴火に至っていたからです。
 ところが、富士山は有珠山と違ってウソをつく山のようです。しかし、噴火に至らない場合も、富士山の地下でのマグマ活動の活発化は、大きな社会騒動を引き起こすに違いありません。そのことも十分頭においた対策を今から考えておく必要があります。

 
C. 京都大学大学院人間・環境科学研究科の鎌田浩毅教授(著名な火山学者、近年は科学啓蒙活動に力を注いでいる)はサンデイ毎日に下のような文章を投稿している。
 
 「現在の富士山では、地下15キロメートルという深部で時々低周波地震が起きています。しかし、まだマグマが無理矢理地面を割って上昇してくる様子はありません。富士山では噴火のおよそ1ヶ月前にこうした現象が起き始めるので、事前に必ず分かります。日本の火山学は世界トップレベルなので、直前予知は十分に可能なのです。」
 「私たち地球科学者は『火山的には富士山は100%噴火する』と説明しますが、それがいつなのかを前もって言うことは不可能なのです。噴火予知は地震予知と比べると実用化に近い段階まで進歩してきましたが、残念ながらみなさんが知りたい『何月何日に噴火するのか』にお答えすることはまったくできないのです。アマチュアの方が発する科学的根拠のない情報に惑わされないようにしていただきたいものです。」
「火山学者は24時間態勢で観測機器から届けられる情報を元に、富士山を見張っています。今の状態は直ちに噴火につながるものではないので、心配はいりません。」

 昨年の御嶽山の突然の噴火を経験した今、直前予知は十分に可能といわれても大丈夫?と疑ってしまう。

 
D. 何年の何時に◎◎火山が噴火するというような予知は現在の地球科学では不可能と考えるのが正解だろう。しかし富士山に関しては、火山学者や占い師のような人まで含めて多くの噴火予知がネット出回っている。そして、どれもが2,015年前後に噴火するとしている。それら諸説のなかで最も注目すべきものは琉球大学木村政昭(名誉)教授の2,011±4年だと思っている。これが正しければまさに今年中に富士山は噴火する。
 木村政昭氏は.『東海地震も関東地震も起きない! 宝島社、2,013年3月6日発行』に富士山 2,011±4年のほかに、浅間山 2,012±4年 と 御嶽山 2,013±4年 の噴火を予想している。
 浅間山は2,009年にマグマ水蒸気爆発があり2,011年には活発な地震活動が観測されている。今後も活動は続くとみられている。
 御嶽山は昨年突然噴火し多数の犠牲者を出したことは記憶に新しい。
 同氏は富士山の噴火時期を「噴火の目」仮説で導き出した。大噴火前、過去30年以上にわたり火山の地下で発生した地震が集中する場所をいう。巨大地震の空白地帯の中から「地震の目」を探す手法と同じである。私は今後多くの実例により検証していく価値のある仮説だと思っている。富士山に「噴火の目」がみつかったことと、25年ぐらい前から噴火の前兆現象が多数報告されているから富士山の噴火は近いと考えたと.『東海地震も関東地震も起きない!』には書かれている。
 2,011年9月上旬に富士宮市で異常湧水が見られた。木村氏はこれを火山学者中村一明氏が提唱した「水噴火」と捉えている。

 木村氏の2,014年6月27日発行の『巨大地震が再び日本を襲う!』には富士山噴火は2,017年±5年?だって。どうしてという感じでがっくりきます。前著は2,011±4年。氏のHPには2014年8月16日版で2,014年±5年となっています。これだけ揺れ動く推定値では仮説はまだまだ未完成ということなのでしょうか
 『巨大地震が再び日本を襲う!』では、富士山噴火については「富士宮市の異常湧水は噴火の一形態とみることができるが、このままおわることなく2,015年までに溶岩・火砕物噴火が起きる可能性が高いと思われる。大噴火になるのかはっきりとは分からない。」「つまり現時点で噴火になれば、火山灰を出す小噴火のタイプが想像しやすく、いきなり宝永噴火のような大噴火になることは考えにくい。」「しかし、いずれかの時期に溶岩流出を伴う大噴火の可能性が予想される。」だって。著者の迷いや自信のなさがみえて所詮学者でしたね、という感じ。

南海トラフ沿いの巨大地震、いつ?

 阪神淡路大震災から20年、新聞やテレビが特集を組み、いろいろな人生を報道した。高齢になって被災した人達の話は見聞きするのが辛かった。今、自分が被災したら、はたして立ち直ることが出来るだろうかと不安になる。次にくる大災害はなんだろうと考えてしまう。
 南海トラフ沿いの巨大地震、これに連動すると考えられている富士山噴火、などなど。 予知関連の国家予算が最も多くつぎ込まれ、観測網が最もよく整備されている東海地震でさえ、確率からは何時発生しても不思議ではないというだけで発生時期は特定できていない。気象庁のHPには「東海地震は、現在日本で唯一、直前予知の可能性がある地震と考えられていますただし、東海地震でも日時を特定した予知は不可能です)。」と書かれている。

 地震調査研究推進本部の長期予報として下図が掲載されている。南海トラフ沿いの巨大地震(M8~9)が今後30年間で発生する確率は70%となっている。東海地震を含めればこの確率は30年前も同じだったように思う。1,960から70年代にかけて確立された「地震空白域」から次に起こる地震を推定する手法に基づいている。

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 地震調査研究推進本部の長期予報は日本における地震予知研究の成果としては最も信頼できるはずのものなのだが、今までに予知に成功した地震はない(と記憶している)。この長期予報を確度の高いものと信じていた地震研究者は、2,011年の東日本大地震を想定外と言わざるを得なかった。ところが東日本大地震を2,007年に予知していた海洋地震学者がいた。マスコミでは結構有名な琉球大の木村政昭名誉教授だ。

 私には木村氏についてはマスコミ大好き人間で目立ちたがりという偏見があったので氏の著作、記事はいままで無視してきた。しかし、東日本大地震を2,007年に予知していたというのが気になり彼の本を読んでみた。
1.『東海地震も関東地震も起きない! 地震予知はなぜ外れるのか』 木村政昭著、宝島社、2,013年3月6日発行
2.『巨大地震が再び日本を襲う!首都圏に迫る大津波と富士山噴火のXデー』 木村政昭著、宝島社、2,014年6月27日発行
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 1.は素晴らしい本でした。2.は少しがっかりしましたが1.への評価は変わりません。
 素晴らしいと思った理由
(1)「地震の目」理論が納得できました。従来の「地震空白域」から次の地震を推定する方法を一歩進めた方法だと思います。
 地震空白域の中に通常の地震が密集して発生しているところがある。それを地震の目とよび、(巨)大地震はそこで発生するという。この地震の目に集中する小さな地震が、やがて発生する大地震で破壊される断層を誘導する「先行スベリ」ととらえた優れた仮説であると思う。
(2)東海地震も関東大震災も、少なくとも30年間は発生しないと言い切る勇気に感動です。大抵の地震屋さんは今すぐとは言えないが何時発生してもおかしくはない、と逃げています。
(3)「マスコミ好きの目立ちたがりの大学人」という思い込みがあったのですが、本を読んできちんと地球科学の教育を受けていて、指導者にも恵まれた研究経歴があり、独創力を持ち、野外観察の能力も高い、優れた研究者なのだと思いました。
 東日本大地震を予知した方法が詳しく説明されています。このようなデータの積み重ねは貴重です。
 第3章の「富士山の噴火予知は出来るのか」は読み応えのある章でした。富士山の噴火については次のブログにまとめたいと思っています。

2.の『巨大地震が再び日本を襲う!』、第1章は全然面白くないので読み飛ばし、第2章へ。ここは前著『東海地震も関東地震も起きない!』と同じ内容、同じ図、同じ出版社でこんなことしてよいのかな?と思いながらも、まあ著者にとって一番大事な考え方の説明なのでしかたがないのかなと読み進む、しかし107頁の図16の説明が全く理解出来ない。なんでっ?前著はどうなっているのかなと確かめる。全く同じ説明文があった。図番番号まで同じ、しかし図は別物でした。こちらの図の説明文としては妥当。ここまできてうんざり!ここで放棄もあり得たが、前著が素晴らしかったので、とりあえずこの本も読み切った。
 第3,4章「これから予想される巨大地震リスク」はまあ普通に読めました。大事なことは著者の提唱する「地震の目」理論「火山噴火と地震の時・空関係」から少なくとも30年間の巨大地震リスクと富士山噴火の発生予測年について書かれていることです。巨大地震リスクは伊豆・小笠原海溝沿いの「地震の目」2,012年±5年M8.5日向灘南部から種子島にかけての海域の「地震の目」2,014年±5年、M8.7であり、東京直下型地震、東海地震や東南海地震などは少なくとも30年間はないとする。

伊豆・小笠原海溝沿いの「地震の目」2,012年±5年M8.5
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 この地震の目で想定の地震が発生すれば、伊豆諸島、小笠原諸島、伊豆半島、房総半島南部、三浦半島、相模湾沿岸部では、東日本大地震を上回る被害を受けると予想される。もし津波が発生したら東京湾に津波が押し寄せることも考えられる。

日向灘南部から種子島にかけての海域の「地震の目」2,014年±5年、M8.7
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 上図が本ブログの結論になる。東海地震、東南海地震、南海地震の空白域には地震の目がない。少なくとも今後30年間には発生しないと想定される。

 上図の地震の目でM8.7の巨大地震が発生すると、震源域に近い愛媛県西部、高知県西部、宮崎県沿岸部、鹿児島県の大隅半島、種子島は大きな被害を受けると予想される。

アサギマダラ(福井市八幡山、伊吹山、美ヶ原、入笠山、茨木市竜王山など)

 2,014年1月11日(日)19時30分からのNHK総合のの『ダーウインがきた!』はアサギマダラでした。さすがはMHK、海を渡るアサギマダラを良く撮せるな!っと感動。感動したのをきっかけに今まで撮りためたアサギマダラをまとめてみました。

 謎だらけのアサギマダラです。この番組をみてもやはりよくわからないことばかりですが少しだけ分かったこともあります。

(○はテレビ ◎は調べたこと)
○スナビキソウ、ヨツバヒヨドリ、フジバカマの蜜には雄のフェロモンを
つくる物質が含まれている
。→◎フジバカマを含むヒヨドリバナ属はアルカロイドを含む有毒植物だそうでアサギマダラの雄はフジバカマの花蜜からピロリチジンアルカロイドを取り込んで天敵から身を護るばかりでなく毒物を代謝し、2種の代謝物を生成し性フェロモンとして分泌しているとか。よって、フジバカマにやって来るのはオスが多くメスは花を選ぶ必要が無く、蜜を吸い易い花を訪れるようです。→◎アサギマダラが好む花として、テレビで紹介された花の他に、オタカラコウ、ミカエリソウ、アザミ、サラシナショウマ、ツワブキ、キズタが報告されています。TNはセイヨウタンポポも確認しています。

○産卵する葉は・・・見たことがある葉なのに名前がでてこないので調べると
ガガイモ科キジョランでした。幼虫の食草→◎ガガイモ、イケマ、オオカモメズル→◎アサギマダラの食草はガガイモ科の植物です。ガガイモ科の植物には有毒なアルカロイドが含まれており、これを体内に蓄積することによって鳥などの捕食から逃れることが出来るようです。夏の四国山地ではイケマやオオカモメヅル、低山や海岸沿いなどではではガガイモやキジョランなどを食草にしていると思われます。
 秋に産卵されたものはそのまま幼虫で越冬することになりますが、ガガイモやイケマなどは冬に枯れてしまうため、越冬する個体はほとんどが冬でも常緑のキジョランにいると思われます。

◎ヒヨドリバナやキジョランからのアルカロイドを体内に持っているので
鳥には食べられない
○玉子から1ヶ月で蝶に
○移動中に世代交代
◎寿命は羽化後、4,5ヶ月、どこで死ぬのか知られていない

上はテレビをきっかけに調べたことですが、下は私がアサギマダラを認識した2,004年に調べて掲示板に書いたものです。内容が重複しますが再掲。

1.アサギマダラは,マダラチョウ科に属する前翅長40~60mmの可憐なチョウ。
 前翅は黒、後翅は茶色の地色ですが翅の中央部から基部にかけて白い透き通るような部分があり、夏から秋の高原を舞う姿は優雅です。この白い部分が新鮮な個体では青みがかっているため、中国名を青斑蝶と言います。北海道では稀ですが、夏季は日本中で見られ、ヒヨドリバナなどに集まって吸蜜します。休眠越冬態をとらないので、冬でも落葉しないキジョランなどの幼虫の食草がある関東以南の温暖な地方では越冬できます。

2.春の北上,秋の南下を繰り返す「渡り」をするチョウとしても知られている.夏には標高1000m付近の高地帯をさまようことが最近の調査でわかってきたが,北上から「さまよい」,そして南下の行動を解発する刺激要因がまだわかっていない.2000年に台湾台北市北部の陽明山でマークされた2個体が,鹿児島県と滋賀県でそれぞれ再捕獲され,この蝶の移動範囲が日本周辺の国外にも及ぶことが明らかになった.しかし,その移動の範囲の全貌はまだ明確でなく,謎の蝶と言える.

3.他のマダラチョウと同様に擬態現象の主役であり,食草中のアルカロイドの防御物質への転用のメカニズムが生化学分野で注目されている.オスは吸蜜植物からピロリヂディンアルカロイドを摂取しないと成熟できず,ヒヨドリバナ属などの花に強く誘引される.各地の調査結果では,性比に著しい偏りがあり,行動学における配偶戦略の材料としても興味深い.

4.幼虫はガガイモ科のキジョランをおもな食草としていますが、夏には西日本の方ではカモメヅルやオオカモメヅル、ツクシガシワなど山地に多く見られるガガイモ科の植物を食べて1-2回の発生をすると思われ、夏の間に個体数を増やします。

5.沖縄本島でこのチョウの観察をした人が、四月の中・下旬ころと秋の10-11月ころのある日、突然ものすごい数のアサギマダラが現れるが、数日でまったく見られなくなる。その後、食草を調べても卵も幼虫も見られない・・・沖縄で見られるアサギマダラは、集団で移動する途中に立ち寄るだけではないだろうか、と考えはじめたのです。

6.オス・メスの区別
オスとメスは一見そっくりですが、オスの後ろばねの裏側には黒い点(性標)があります(メスにはありません)。マーキング調査の時などは、この性標をチェックすれば、かんたんにオスとメスの区別がつきます。
031001経ヶ岳060922足羽山
  2013年10月01日       雄 2,006年9月22日
 福井県大野市経ヶ岳       福井市八幡山 


大阪府
茨木市、高槻市、和歌山県生石高原、京都府府立植物園
 茨木市の鉢伏自然歩道で6月に1頭だけ見た記憶があるが写真がみつからない。他は全部10月、ほとんどがフジバカマ、ヒヨドリバナが群生する低(山)地。たぶん南下の中継地なのだろうと思います。
 茨木市の竜王山ではヒヨドリバナなどの花がない林の中でアサギマダラの群と1度だけであったことがあり、不思議な感じがしたのを覚えている。071005-2071006竜王山071006-3jpg071007竜王山
  2,007年10月5日 茨木市竜王山の林

茨木市銭原 2,005年10月9日
茨木市大門寺  2,006年10月21日、10月26日
高槻市神峯山自然園 2,009年10月17日
京都市府立植物園 2,010年10月06日
和歌山県生石高原 2,010年10月24日
051009銭原061021大門寺091017高槻101006京都101024生石高原

大阪府金剛山、兵庫県六甲高山植物園
金剛山
 2,005年07月24日
六甲高山植物園 2,008年8月28日、2,008年10月05日、2,009年9月07日

 7月~10月上旬まで観察できる。高度900m前後の高地で南下「さまよい」が混じっているように思う(証拠はなし、推測のみ)。
050724金剛山090907六甲

滋賀県伊吹山
2,007年08月14日、2,008年07月22日、2,008年08月08日
2,009年08月08日、2,010年07月15日

 7月と8月に多数観察できて9月にはできない。高度1000mの高地における「さまよい」型だと思います。ここではヒヨドリバナだけではなく多数の花の蜜を吸う姿が観察できる。セイヨウタンポポとノリウツギはここだけでした。
050730-2050818伊吹山080722伊吹山080808サラシナ080808ノリウツギ080808マルバ090808-2070814伊吹山

長野県
蓼科山 
2,010年08月23日 
白馬岳 2,011年08月08日
入笠山 2,014年07月29日
美ヶ原 2,011年08月15日、2,013年7月31日
 高(山)地で7月と8月に多くクジャクチョウなどの高山蝶と一緒に観察できることがある。「さまよい」型だと思います。

100823蓼科山110808白馬130731-2140729入笠山130731美ヶ原

福井市八幡山
2,004年09月28日、2,005年9月29日、2,005年10月09日、2,006年09月26日
2,007年09月26日、2,007年10月11日
低山で9月末から10月にかけて観察できる。南下の中継地でしょう。

福井県越知山 2,005年6月22日、2,008年09月15日
福井県大野市経ヶ岳への林道 2,004年06月10日、2,009年9月19日
 標高500m程の地点。北上と南下の両方でしょうか?それともさまよい型?

050622越知山050929八幡山090919経ヶ岳

「居酒屋 ぼったくり」のお酒

 書店員さんが絶賛というチラシと一緒に『居酒屋ぼったくり』、『居酒屋ぼったくり2』が本屋に山積みされていた。全く知らない著者、出版社(秋川滝美、アルファポリス、2014年)だったが拾い読みすると面白かったの買ってしまった。

内容情報】(「BOOK」データベースより)
 東京下町にひっそりとある、居酒屋「ぼったくり」。名に似合わずお得なその店には、旨い酒と美味しい料理、そして今時珍しい義理人情があるー旨いものと人々のふれあいを描いた短編連作小説、待望の書籍化! 全国の銘酒情報、簡単なつまみの作り方も満載!

 「小説家になろうというWebサイトに掲載されたいた作品を改稿の上で出版したものという。本の形も色々ですね。しかし、私は電子書籍には手を出さないと決めています。

 両親を交通事故でなくした姉妹がきりもりする小さな居酒屋が舞台。この著者は「両親が交通事故で亡くなった」いう設定がお好きなようです。この本の次に読んだいい加減な夜食もそうでした。『いい加減な夜食』に、主人公が居酒屋ぼったくりで飲むという場面ががでてきます。うーん、こんないい加減な・・・と思ってしまいます。

 「どこにでもある素材で、家でも食べられるよな総菜を作り金をとるこの店は、そもそも存在自体が『ぼったくり』だと、父がしきりに言っていた」ことに由来した店名で、「ありきたりの素材であっても、お金を払うに惜しくないと思わせる料理を作ること」を心掛けている。「どこにでもある素材で、家でも食べられるよな総菜」というコンセプトは、『いい加減な夜食『でも繰り返されていました。

 そんな居酒屋の常連さんたちとオーナーの美音がくりひろげるお話。酒のうんちくや料理の話しが多く、楽しく一気に読めました。

 さて日本酒、どんな酒が?というのが正直に言えばこの本を読む一番の楽しみでした。読んでみると「酒の好みは人によって異なる」という普段は忘れている立場から常連さんそれぞれに合わせて居酒屋店主が勧めるお酒なので、飲んべえ医師栗原一止が美味しいと思う銘酒を紹介する「神様のカルテの中の銘酒(2013年1月11日の本ブログ)」とは選択基準が違う、まあしかしそれはそれで楽しめました。

 『神様のカルテ』の中の銘酒はいくつか手に入れ飲みました。どれも美味しかったので機会があれば全部を飲んでみたいと思っています。

 『居酒屋ぼったくり』の中のお酒には、今、飲みたいとは思わないお酒が少数ですが混じっています。しかし、今までに飲んだことのないお酒は、どれも一度は飲んでみたいなと思います。所詮、飲んべえなのでお酒ならどんなお酒でも楽しんでしまいます。

  今、直ぐにでも欲しいお酒を3つだけ選ぶと、「酒一筋 山廃純米吟醸 時代おくれ」、「龍力 純米酒 ドラゴン 緑」と「山鶴 蔵人の詩 特別純米酒」かなっと。(新潟の銘酒はいろいろ飲んでいてTNなりに、八海山、〆張り鶴、久保田と好きな酒蔵の順位が固定しているので今回は省きました。)

以下に「ぼったくり」の記載をコピペします

「酒一筋 山廃純米吟醸 時代おくれ」
 岡山は利守(としもり)酒造の醸す酒である。
 幻の米と呼ばれた雄町米と備前焼の甕による昔ながらの酒造りは、まさに『酒一筋』という名の通りである。中でも『山廃純米吟醸』は通常の倍以上の時間をかけて醸し、山廃作りならではの酸味と旨みのバランスが素晴らしい。『時代おくれ』という名に相応しく、昔ながらの味わいをもつ酒である。
 力強い酒は、呑み手も肴も選ぶ。それだけに、ベストマッチとなったときは普段の何倍もの旨みを引き出す。シンゾウは自分でそのマッチングができる優れた呑み手だった。

「龍力 純米酒 ドラゴン 緑」
 日本酒には珍しいカタカナ入りのラベルが貼られたこの酒は、兵庫県姫路市の蔵で造られている重い呑み口の酒だ。
淡麗辛口だけが日本酒でないと考えた五代目の蔵主が、ただすっきりだけではない深い味わいを目指した。酒米は兵庫県産の五百万石だけを使い、花見や月見といった屋外、つまり『冷蔵庫のないところで飲んで美味しいお酒』がコンセプトとなっている。
 実のところ美音は、この酒は常温ばかりではなく、冷やでも燗でも旨い酒だと思っているが茂先生は常温で呑むことを好む。もしかしたら蔵主の意向を汲んでいるのかも知れない。

「山鶴 蔵人の詩 特別純米酒」
 中本酒造店は奈良の造り酒屋である。生駒山系の西北端に近い山のふところに醸造蔵を持ち、その歴史は享保12年まで遡ることができる。『頑なな気持ちが結晶したうまさ』という言葉に表されるとおり、昭和62年からは本醸造以上の特定名称酒だけを、しかも数量を絞って醸造、蔵出ししてきた。・・・・・平成17年i以後は、日本酒の原点に立ち返り、純米酒のみを醸造するようになり、さらにその名を高めつつある。

「居酒屋ぼったくり」のお酒(アルファポリスのHPより)
ぼったくり1

ぼったくり2

ぼったくり3

2015年3月9日(月)
 3月1日(日)に『居酒屋ぼったくり 3』を本屋で見つけ購入。本には初版発行2015年3月10日となる。本の日付はいい加減なもののようです。

 食いしん坊&酒飲みには相変わらず心地よく楽しめる本で、すぐに読了。シリーズ3冊目なので新鮮な意外感がなくちょっと物足りない感じ。
 「葉わさび醤油漬け」は大好きなので葉わさび醤油漬け関連部分は一気読み、福井市の居酒屋「たな香」のマスターの母上の「葉わさび醤油漬け」をまた食べたいなと思いながら。

 今回の日本酒はどうしても呑んでみたいと思うほどのものはなかったような、たぶん酒選びのポリシーが、なになにの料理に合う日本酒、普段日本酒を呑まない人でも呑めそうなもの、美味しくて手に入れやすく財布に優しいもの、ということから飲んべえにはちょっと物足りない感じがするのかな?
 「どんな酒も、ブランドや価格で判断されるべきじゃない。他人の評価だってどうでもいい。純粋に酒そのものを味わって欲しい。大事なのは、その人がその酒を美味しいと思うかどうかだけなのだから・・・・」というのは全く同感。
 上のような話の時、思うのは「料理に合う」というのがそんなに大事なのかなと。酒の肴などなにもなくとも酒さえあれば嬉しい飲んべえにはなにか贅沢な時代になったなという感じが強い。美味しい酒は酒だけで旨いのだ!

 このシリーズ、まだ続けたそうな気配があるが、もう充分のような・・・。

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